協会からのお知らせ。
お料理を堪能したあと、女将さんの長谷川さんにお尋ねしました・・・
建物は昭和8年に建てられ、13年前に、予約制の懐石(会席)料理屋として開業した。
ここは田中絹代さんお住まいではなく、本当のお家は鎌倉山。当時から田中絹代を始め李香蘭、岡田佳子などが出入りしていたことを近隣の住民が見かけていたらしい。多分、松竹大船撮影所の「ゲストハウス」だと思う。
家の裏手の高台は地名を山崎といい、魯山人のいおりがあり、窯もあった。
・ ・・というお話を伺った。
帰途、
図録「田中絹代の世界」と「きぬよ通信」を差し上げたら、「宝物にします。」と喜んで頂いた。
場所は、JR「北鎌倉」駅に降り、「円覚寺」反対方向(白鷺池側)の改札口から出ます。道沿いに右手(東京方面)へ7~8分歩きます。左折してなだらかな坂を上り、右折し、小道を行くと、左手に二階家があります。そこが、田中絹代の住まいだったという「幻董庵ゲントウアン」という懐石料理屋さんです。
こじんまりとした佇まいの二階家、手入れの行き届いたお庭。
お願いしていた懐石料理は、鎌倉野菜や魚介類を中心とした 、素朴な心のこもったお料理です。日本各地の清酒を用意されています。
2014年8月24日(日)25日(月)26日(火)10:00~17:00 長府扇町 下関アクティブセンター
講師:吉田大輔(東京で活躍する下関出身のアニメーター)
8年を数えた今年の教室は、長府地域を中心に募集し、場所も市民プールに近い長府扇町の下関アクティブセンターで行いました。
中学生は熱心な担当教諭や教頭先生に引率され、また30歳代や40歳代の参加者も交え、25名が作画を行いました。
次回も、市内で参加しにくい地域でピンポイントで開催します。ご期待下さい!
2013年7月13日(土曜日)14:00~16:00 東亜大学13号館7階
“ 『スターウォーズ』異説 ”
講師:東・ポール・義真
講師の発表論文を元に、学術的に解説された映画『スターウォーズ』を学びました。
2015年には第8作目が作られるという『スターウォーズ』は、SF映画の先鋭であり、現代人にもたらされた神話である、と講師は語ります。
その後の茶菓を楽しみながらのフリートークでは、それぞれのSF世界観等の話で、楽しいひと時を過ごしました。
次回は、8月2日(金)アニメーション研究(田中絹代ぶんか館ミニホール)
9月21日(土)中南米文化の発展(東亜大学)
楽しい映画塾です。ご参加下さい!
2013年6月29日土曜日 14:00~16:30 東亜大学13号館1階
”家族ぐるみで支える高齢化社会-糖尿病を中心に”
講師:千葉県立東金病院院長 平井 愛山
上映作品:田中絹代主演『楢山節考』
当協会の理事長でもある平井氏は、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医であります。
下関の歴史と文化を愛し、全国に散在する田中絹代さんの資料入手にも尽力されています。
今回は、田中絹代主演映画『楢山節考』から観る家族の思い、その悲劇を繰り返さないための家族の支えの大切さ、増加傾向の糖尿病を重症化させない食生活についての重要なポイントを伝授いただきました。
次回は、7月13日同時刻・同場所『スターウォーズ』異説です!
2013年5月18日土曜日 14:00~16:30 東亜大学13号館2階
“戦時中製作された映画にみる 反戦意識とプロパガンダのはざまで”
講師:古川薫(作家・田中絹代ぶんか館名誉館長)、崔吉城(東亜大学東アジア文化研究所所長)
アジア太平洋戦争の末期には、たくさんの悲惨なできごとがありました。戦意高揚のために軍隊が後援して作られた映画「プロパガンダ映画」に、製作者たちはどのような気持ちで望んだのか。
終戦後も作られた多くの戦争映画との違い、それらを、崔塾長が古川氏に問いかける。
東亜大学の階段教室で、参加者約40名はふたりの講師の深く新鮮な高説に耳を傾けました。
2013年3月20日(水曜日・春分の日) 11:00~
下関市中央霊園田中絹代・小林正樹墓前
没後10年から始まった市民墓参会は、例年市民有志によって行われている。
小雨降る天候ではあったが、例年になく桜の開花が見られる中、約30名の参加者により三十七回忌の墓参を行い、郷土が誇る大女優・田中絹代を偲んだ。
午後から、場所を田中絹代ぶんか館ミニホールに移し、芸游会提供の「田中絹代の旅立ち」を上映した。絹代にとって、人生の大きな岐路となった昭和24年の渡米は、本人の意思もあり長く閉ざされていたが、この3ヶ月に彼女の果たした日米親善使節としての業績は大きい。
時代と共に、これは後世に残すべき絹代の偉業として伝えるべきものであるとの認識を広めたい。
ふたりの女優監督 絹代とレニ
2013年2月17日(日)14:00~16:00 田中絹代ぶんか館ミニホール
講師:河波 茅子
日本初の女優監督である田中絹代と世界初の女優監督ドイツ・レニ・リーフェンシュタールとを対比させ、共通点と相違点を発表。
レニ晩年の作品『原色の海』『アフリカへの想い』を研究。
70歳を過ぎてダイバー免許を取得したレニは、2000回におよぶダイビングによって撮影した水中映像をまとめた。
30年前に制作したアフリカ・スーダンのヌバ族の写真集「ヌバ」。当時の人々を探して、98歳のレニは現地に訪れた。
これらの映像研究は、3月から東亜大学で開催する「しものせき映画塾」でも行う予定です。
2013年1月20日(日曜日)14:00~16:00 田中絹代ぶんか館ミニホール
講師:東亜大学教授 崔 吉城氏 韓国映画『長恨夢』研究
昨年11月に開催した「第11回しものせき国際映画祭」で、田中絹代、長谷川一夫出演『金色夜叉』を上映しました。東京国立近代美術館フィルムセンターからお借りした貴重なフィルムに、麻生八咫さんの活弁(作曲・河波浩平)付きで鑑賞し、好評を得ました。
引き続き、今回は韓国版『金色夜叉』ともいえる尾崎紅葉の原作を翻案した『長恨夢』を崔教授により解説していただきました。韓流ドラマのはしりの感があり、美男美女の出演、悲恋からハッピーエンドまでを42名の参加者は堪能しました。